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さよなら サルガン


このブログでも 2ヶ月前に 100歳のお誕生日をお祝いした アルゼンチンタンゴのマエストロ、オラシオ サルガン の 訃報が入りました。

100歳といえば 大往生ですが、やはり タンゴの黄金期を実際に生きた人に、1日でも長く いて欲しかったです。

彼は 1916年6月15日ブエノスアイレス生まれ。アルゼンチンでは あまり多くない アフリカ系移民の血を引いており、幼い頃から 音楽教育を受けて育ちました。
20歳の時には 幾つものタンゴ楽団と一緒に 作曲、編曲をこなし、1950年には 自分の楽団を結成しました。
彼のアレンジは、不協和音を積極的に使うなど 斬新で、彼を中心に 1960年に結成された キンテート レアル という五重奏団は 多くのタンゴ演奏家に多大な影響を与えました。

私は、タンゴを始めたばかりの頃、映画「TANGO」で 実際に演奏する サルガンを見て、心を鷲掴みにされたような 衝撃的な感動を覚えた記憶があります。

今、ブエノスアイレスは タンゴ世界選手権のために、世界中のタンゴ愛好者が集まっています。その時期に みんなに惜しまれながら 亡くなるなんて、タンゴのマエストロとしても 満足だったのではないでしょうか。

写真は、この訃報を伝える Facebookの記事から 拝借しました。サルガン手書きのスコア、これを見て 辛いスコア書きの作業の励みにしたいと思います。





[猫]KOKO♪


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