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晩秋の横浜


先日、横浜に行ってきました。
晩秋の横浜、何とタンゴの似合うことか!

タンゴバイオリンの大先輩が亡くなり、彼が生前 よく演奏していたレストランで 追悼会があったのですが、このレストランがまた 風情のある建物でした。
西洋館フェチとしては 溜め息ものです。

もともと バイオリンなどの洋楽器は、こうした 西洋館で演奏するように出来ているわけで、それはもう 楽器も喜んで 良い音を奏でることになります。
横浜には 保存状態の良い 古い西洋館が たくさんあるので、演奏会なども 数多く開催されているようですが、タンゴの演奏会の話も よく耳にします。私が タンゴバイオリニスタとしてデビューしたのも 横浜でした。

タンゴの故郷 アルゼンチンのブエノスアイレスと 横浜は、港町ということで イメージが重なります。
建物の感じも 古い西洋館と 近代建築が入り混じっているあたり、よく似ています。
ブエノスアイレスの人を「ポルテーニョ」と言いますが 横浜の人を「ハマっ子」というみたいなものですね。

この日は お昼からコース料理をいただきながら タンゴ演奏を満喫したので、腹ごなしの散歩を兼ねて 元町辺りを 夕方まで のんびり歩きました。
元町の裏通り、以前は 異国情緒たっぷりで 歩くのが大好きだったのですが、やはり 時代とともに お店や建物も変わりました。
私が 横浜に行く度に寄る 何軒かは 相変わらずでしたが、まわりの景色が変わって行くのは 少し寂しい気もしました。

横浜、大好きな街だし ウチからは 電車一本で行けるんですが、仕事やレッスンは別にして 遊びでは何年に一度 行くだろうか…
晩秋の景色が あまりにも素敵で、日常の慌しさを忘れて ゆっくり心の洗濯のできた 1日でした。





[猫]KOKO♪


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