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タンゴとバイオリン


バイオリンという楽器は、世界各国で いろんな音楽と共に在ります。
クラシックはもとより ケルト民謡、ジプシー音楽、アメリカでは フィドルと名を変えてカントリーミュージックに、メキシコではマリアッチ、アルゼンチンではフォルクローレにタンゴ、等々。日本でも昔、演歌バイオリンというジャンルがあったそうです。

アルゼンチンタンゴの楽団の多くが バイオリンをメンバーに入れていますし、歴史的に有名な楽団のリーダーにも バイオリ二ストが 数多くいます。
タンゴの王様 と言われた フランシスコ カナロ(1888〜1964=写真)も バイオリン奏者でした。ただ、彼を始め 後には自身ではバイオリンを弾かず 指揮者として楽団を率いる人が多かったようです。従って、楽団のリーダーではなく、よほどマニアでないと名前も知らないような バイオリ二スト達が 競って録音したタンゴバイオリンに、80年後の私達が酔いしれる… この魅力って 何なのでしょうね?
同じバイオリ二ストとして 注意深く聴いてみても、かなり演奏技術が高かったことがわかりますが、決して技巧に走らず 心に訴えかける情緒というか 色気というか、私には とても真似の出来ない
ものがあります。

私は と言えば、タンゴは踊りが先でした。踊りの先生から「タンゴのバイオリンを弾いてみない?」と誘われ 今日に至ります。不器用な私にとっては 踊れないことには 弾けない、という思いがあり、踊りも日々 精進していますが、どちらもまだまだです。
でも それって 頑張り甲斐があるってことですよね!






[猫]KOKO♪


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