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表参道の初夏


近年、そして今年は特に 気候不順が激しいようです。
桜も 4月に入ってすぐ 終わってしまったし、それに続く 初夏の花も、私が記憶しているより半月ほど 早い気がします。
タケノコも、ライラックも、シャクナゲも、私の中では 5月のイメージなんですけどね。

最近、忙しくて あまり散歩が出来ない中で、3月末くらいに ツクシを探してみたのですが、今年は 見つけることが出来ませんでした。
表参道周辺も、2020年の オリンピックを意識してか、古い 公団住宅などが 取り壊されるなど、変化を強いられています。
表参道、青山、原宿界隈では 本当に貴重だった 古くからの空き地や、年配の方が手入れされていた 小さな花壇や畑など、どんどん消えていくのは 心が痛みます。
建物を取り壊した後の 殺伐とした空き地は、結構 増えてたりするのですが、そういう場所に生える草は、なぜか 可愛く無いのですよね。
いわゆる 雑草と呼ばれる、逞しいけど 美しくも 可愛くも無い、そんな草に覆われた 空き地は、見ていても 虚しいばかりです。

それでも、比較的 最近 作られた庭や 緑地に、タケノコや 季節の花を見つけると、なんか ホッとします。
ツツジの花を一輪 そっと摘んで、花の蜜を吸ってる小学生を見て、ああ、まだ花遊びが出来るのね!と 心が和みました。
まあ、薬剤散布とか、排気ガス汚染とか、心配ごとは 切りなく有りますが、花一輪の蜜を吸うくらい、許されるかな?と。

表参道の ケヤキ並木は、今が 一年中で一番 美しい 青葉の季節です。
秋の紅葉も 美しいですが、初夏の日差しに光る 若葉の 鮮やかな緑は、希望の象徴のように思えて、気持ちが前向きになります。
さあ、今日も頑張りましょう!





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