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ヨナ抜き音階


写真は、原作も(多分)販売されている 童謡のCD です。かなり年季の入った私でさえ知らないような 古い童謡も含まれていますが、中にはご存知の曲もあるのではないかしら?
この中で 27曲中10曲、34曲中14曲が 音楽的に言って ヨナ抜き音階 というもので構成されています。
今回、長調のみを選び 私の耳で ちょっとでも「ヨナ」の聞き取れる物は省きましたので、実際は ヨナ抜き音階 と言ってもよい曲が 更に含まれています。
ヨナ抜き音階って?

音階は ドレミファソラシ の7つの音で構成されていますが、その 4番目と7番目を 抜いた ものが、ヨナ抜き音階(ペンタトニック スケール)です。
ドレミソラ この5つだけです。

明治初期、日本の童謡が生まれたばかりの頃は、外国の曲に 歌詞だけ 日本の詞を付けていました。「フィガロの結婚」に 〜頃は嘉永6年、浦賀に黒船来たりて とか 「アンニーローリー」に 〜書き流せる 筆の綾に 染めし紫 世々あせず とか。(明治生まれの祖母が よく歌ってました)
段々に 西洋音楽を勉強する人が増えて 日本人作曲の童謡が作られる時、もともと日本古来からあった 音階 に近い ヨナ抜き音階 が 親しみやすく 多様されたのだと思います。
この写真のリストの他にも「ぞうさん」「メダカの学校」「チューリップ」「ゆりかごの歌」「叱られて」 など 誰もが知ってる曲に ヨナ抜き音階で出来てるものは たくさんあります。
演歌は ほとんどが この音階で作られている、と書いてあるのを見たので、また 次の機会に 触れてみたいと思います。

ところで このヨナ抜き音階、ピアノの黒鍵だけで 弾けるんですよ。こうして見ると、かなりの楽曲が 黒鍵だけで演奏できますね。ピアノが身近にある方、ぜひ やってみてください!





[猫]KOKO♪


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