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暗譜


バイオリンやピアノを習ったことのある方なら、暗譜 をさせられた経験をお持ちではないですか?

1つの曲を練習して 完成させる時、楽譜に頼らず 記憶して演奏することを 暗譜と言います。
音楽家にとっても、暗譜の必要性については 様々な意見があります。
演奏は「暗譜してなんぼ」であり、本番の演奏時に 楽譜に頼るなんて あり得ない、という意見もあります。楽譜の全ての情報を記憶した上で 自分の音楽を作っていく という考え方ですね。
また、プロの演奏家でも 本番に必ず楽譜を置く人もいます。必ずしも ずっと楽譜を見て演奏するわけではないのですが、作曲家の意図に忠実に と思うと 細かい所まで全て 暗記出来ているか曖昧なくらいなら、楽譜を見て 忠実に再現するべき という考え方です。

私の学生時代は、独奏は暗譜、合奏は楽譜を見る という 暗黙の了解がありました。
オーケストラの指揮者の中にも、暗譜で振る人もいますね。オーケストラスコアの あの膨大な情報を 全て記憶するのは 並大抵のことではありません。私は 指揮をする場合、楽譜が無くては 無理でした。

私の生徒は プロになる人はあまりいないので、原則 暗譜はさせません。ステージで演奏する というだけでも緊張するので、たとえ暗譜していても 目の前に楽譜があった方が落ち着く、という人が多いからです。なかには、楽譜が無い方がカッコいい と言って 暗譜で弾く人も たまにいます。また、手元を見ないと弾けないので 必然的に暗譜せざるを得ない というケースもあります。

学生時代は、試験にしろ 演奏会にしろ 独奏は暗譜 でしたから、とにかく覚えました。目と 耳と 手と 3通りで記憶する、と言われたものです。演奏中、目は そこに無い楽譜を追い、耳には 完成された曲が流れ、もし 目と耳と 両方の情報が飛んでしまっても 手は 何事も無く演奏を続ける、というシステムです。そこまで行くには やはり 相当量の練習が必要で、暗譜が曖昧なのは 練習不足に他ならない、と 言われ続けていましたね。

さて、暗譜に限らず ヒトの記憶力は 年齢に応じて 変化 します。
新しい情報を記憶しにくくなったのは 老化現象 とか言いますが、老化と言うなら 記憶力より 記憶しようとする意欲が低下するのではないでしょうか。80歳からでも 90歳からでも 新しいことを始めて、どんどん身につけている人もあるので、もし 記憶がしにくければ 方法を変えてみたら?とは 人生の大先輩の言葉です。老化を言い訳にすると、成長ホルモンが止まりそう。成長ホルモンは、死ぬまで 出続けるそうなので、使わない手はありません。

長年 演奏を続けていて 面白いのは、好きな曲は どんなに大曲でも ほぼ完璧に暗譜しており、学生時代にどれほど練習したか知れない曲でも、練習が辛かった曲は 全く覚えていないのです。最近でも、仕事で どうしても暗譜の必要があり、ちゃんと演奏した曲を、1週間後に すっかり忘れていて 我ながらビックリ!ということもありました。
どうやら 記憶力は 年齢ではなく 状況によって左右されるみたいですね。

写真は ネットで 楽譜 と検索したら出てきた モーツァルトのバイオリン協奏曲第4番の カデンツァの部分です。たまたま ヒットしたのですが、この曲は オーケストラと共演させていただき このカデンツァも弾いたので、今すぐ ここでも暗譜で弾ける曲の一つです。






[猫]KOKO♪


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