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最近のエントリー
ブログ 2016年4月
楽屋の雰囲気
演奏や踊りで、いろんなステージに立たせていただきますが、年に何回かは 大ホールでのパフォーマンスがあります。
小さな場所でのお仕事の場合、着替える場所も無いこともありますが、大ホールだと 楽屋を使わせていただけるので、助かります。
昔は クラシックの演奏が中心でしたから、楽屋に集まるのは 皆 クラシック奏者です。鏡の前に置かれるのは 楽器ケース。化粧などは練習時間の無駄、と言われ、せいぜい口紅程度。なぜかドレスは派手なのに 髪の毛1本縛り、という女性奏者が「優れた演奏家」と思われた時代に育った者としては、たとえステージでも 化粧することに躊躇があった時期もありました。
楽屋には、それぞれの楽器のウォーキングアップや、指練習や、発声など、この時点では 騒音 でしかない音が充満し、みんな神経をとがらせて ピリピリした空気がたちこめている…
10年程前から タンゴのステージが多くなり、踊りの時はもちろん、演奏のお仕事でも ダンサー達と一緒に楽屋を使わせていただくことになりました。
鏡の前に置かれるのは、化粧ポーチから溢れる化粧品、つけまつ毛、様々なアクセサリー、ウィッグや 演出に使う小物、などなど。
衣装も きらびやかで、床にはスパンコールやラインストーンが散らばり、身体に付ける金粉が舞い、何よりも 笑い声とお喋りに満ちていて、鏡に向かって目を幾重にも彩りつつも、あらゆる話題が飛び交う 華やかな空気…
同じ楽屋でも 演目によって、出演者によって、毎日 いろんな空気に変わるのでしょうね!
アーティストの集う ホールや楽屋には、独特のオーラが満ちている と言われます。ステージに立つ人は、ある意味 凄まじい 気 を発して 演じているわけですから、異様な空気感になるのも 当然かもしれません。
那須で 何回かお世話になった 400席ほどのホールの楽屋は、畳敷きでした。
出演前に ストレッチとかも し易くて、なかなか良い感じでした。
[猫]KOKO♪
(KOKO SUTUDIO) 2016年4月30日 13:06
読書好き
ゴールデンウイークだから、というわけでは無いのですが、このところ 読書にハマっています。
あまり夢中になると 仕事に差し支えるので、最近は 本屋さんにも 行かないようにしていたのですが、家にも 以前読んだ本が 山ほどあるので、読書には事欠きません。
何度か 電子書籍を考えたのですが、まだ しばらくは 紙がいいかな?と 思ってます。
川村元気さんの「世界から猫が消えたなら」は、数年前 本屋大賞にノミネートされた時に タイトルと表紙に惹かれて読みました。そのまま 家にあったのですが、映画化で また話題になってるので 読み直しています。
たった今、写真を撮ろうとして、カバーの中の表紙の絵に 気がつきました。こういうサプライズ、いいですね。
今、他にも3冊ほど 同時進行で読んでいますが、読み始めると 止まらなくなるので、やはり 読書は 期間限定にしておくべきかしら?
[猫]KOKO♪
(KOKO SUTUDIO) 2016年4月28日 23:03
東京タワー 夜景
東京に住んでいながら、六本木ヒルズに行ったことが無い というと びっくりされますが、なぜか いつも前を通るだけで終わってます。
今回も、通りかかっただけなのですが、たまたま テラスに 可愛いあずまや のようなものを見つけたので、興味津々 入ってみたら、正面に 東京タワーが見えました。
ライトアップされた 東京タワー、美しいですね!
数年前、下町にスカイツリーが出来てから、影が薄くなったかと思いましたが、今でも人気があるみたいで なぜか安心します。
私の家からは見えませんが、東京タワーが見えることを売りにしているマンションとかも 多いようです。
近年は ライトアップに色々な変化がつくようになり、見るのが楽しみになりました。
東京タワーも、すでに50歳を過ぎているのですね。電波塔としての役割がどうなったとか、詳しいことは知りませんが、いつまでも 美しい姿を見せていて欲しいです。
[猫]KOKO♪
(KOKO SUTUDIO) 2016年4月28日 01:03
耳コピと言っても
一口に 耳コピと言っても、その方法は人により 様々です。
例えば、小さい子供が テレビ番組の主題歌を まねして歌ってるのも、立派な耳コピですし、民族的な音楽は ほとんどが楽譜が無く、口伝 という 耳コピで 成り立っています。
ごく普通に カラオケで歌う場合、ほとんどの人は 楽譜など見ずに 耳で聞き覚えた歌を歌っていますよね。これも 耳コピなわけです。
耳コピというと、特殊な能力みたいに思われるかもしれませんが、実は 誰でもやってることで、楽譜に書くかどうかは 大した問題ではありません。
写真は、私が耳コピの仕事をしているところで、パソコンから音源を流し、楽譜に書き取っていく作業をしています。子供の頃から そういう訓練をされているので、かなり複雑に絡み合った音も だいたいは聞き取れます。かわりに 楽譜に書かないと覚えられない、という難点があり、カラオケなどは 歌詞しか出ないので とても困ります。(笑)
音楽家でも、人によって 聞こえた音をキーボード等で確認してから書く場合や、聞くと同時にアレンジしながら 楽譜を仕上げる人もあり、一つ一つ 音符を書く場合、コードネームで書く場合など、本当に 様々ですね。
近頃は、楽譜を書くのも パソコンが主流になりつつあり、手書き派の私は 肩身が狭いんですが、昔はパソコンのキーボードで楽譜を打ち込んでたことを考えると、鍵盤で弾いたものが楽譜になるなんて 夢のようで、ゆくゆくはもっと簡単になるのでしょうね。
パソコンに取り込んだ音楽が 楽譜になって出てきたら、耳コピも要らなくなりますが、そうならないのは多分、ネットで 歌の歌詞を検索しても 印刷出来ないのと 同じ理由だと思います。
[猫]KOKO♪
(KOKO SUTUDIO) 2016年4月26日 19:03
絶対音感について
音楽をやっていると、絶対音感の有無が よく話題になります。
私の場合、2歳から音楽をやっているので、字よりも先に楽譜が読めたし、絶対音感も 知らない間に身についていました。
絶対音感とは、聞こえた音を楽音(五線紙に書ける音) として 認識できる能力、とでも言うのでしょうか。例えば 車のクラクション、サイレンなどはもちろん、コップを弾いた音から ドアの軋みまで、全て 音程として認識してしまう、平たく言うと 全て ドレミ…のどれかに聞こえてしまうのです。
特に クラシック音楽に長く関わっていると、音程の協和、不協和が 身体に染み付いてしまうので、和音、重音(ハーモニー)の音程には 本能的に反応します。
タンゴを演奏するようになって、一番戸惑ったのは 音程の微妙なニュアンスでした。 百発百中で音程を外さない練習を 毎日毎日 繰り返すことしかやって来なかった人間には、音程に感情がこもる なんてことが 理解しにくくて、未だに 悪戦苦闘してます。心に響く音楽というものは、マシンのように正確な演奏ではなくて、気持ちと共に揺らぐものこそが 心に共鳴するのでしょうね。
バイオリンのような 音程を自分で作る楽器は、何らかの音感があった方がいい のは確かですが、小さな子供に 絶対音感をつけようとすることには、幾つかの問題があります。
私の場合、オーケストラの指揮を勉強する時に とても困りました。
楽器の中には 移調楽器というものがあり、楽譜上の音と 実音とが異なるのです。楽譜に ド と書いてあっても、実際に出てくる音は ファ だったり、シのフラットだったり、ミ だったり…
クラリネット、ホルン、サキソフォン等が それに当たります。
指揮をしていた当時は、記譜上の音と実音の換算表を片手に 一音ずつ確かめるしかなく、本当にたいへんでした。
また、自分のピッチが決まってしまっているため、古典楽器との演奏など ピッチの低い状態での演奏は、身体が拒否反応を起こします。
絶対音感が無くては 音楽家になれない、などということは 全く無いので、自然に身についてしまった場合はともかく、わざわざ訓練して つけるものではない、と 私は考えています。
[猫]KOKO♪
[猫]KOKO♪
(KOKO SUTUDIO) 2016年4月25日 18:03
フキを煮ました
野草料理の話が続きます。
フキを煮ました。
フキと言っても、トトロが傘にしているような 1メートル以上もあるフキではなく、露地に自生している20センチ程のフキです。春浅い頃、フキノトウを摘んだ場所は、ゴールデンウィーク近くになれば 辺り一面 フキが群生しているはずです。
昔、庭が広かった頃には ウチでも収穫出来たのですが、今は ほんの数本しか無くて とても食卓には乗せられず、この時期に那須に行っても、摘み草をする余裕が無く、ここ数年は 大好物を食べられずにいました。
それが、自然食品のお店に あったのです!お値段も お手頃だし、早速 2束 買いました。
さて、野草料理は アク抜きが 一仕事です。それに増して、フキは 皮むきに手間がかかります。先ず 長いまま茹でて 水にさらし、皮をむくのですが、一番太くても お箸より細いフキを 2束 皮むきするのに 30分はかかりました。それから 切って、茹でこぼすこと3回。
ようやく 出汁で煮ながら、こうして 一つの料理に 何時間もかけるのって、すごく久しぶりな気がしていました。
昔は、女性は皆 こうして手間ひまかけて調理しながら、食べてくれる人を思っていたのですね。
しかし 色気より食い気の私、今回も 食べたい一心で 調理していたことに気づき、笑ってしまいました。
出来上がりは、予想以上!
何年も作らなかったわりには、ちゃんと 手順も 味付けも 覚えてたみたいです。
ちょっとだけ 娘におすそ分けして、あとは 一人で全部 いただきました。
美味しかった!
[猫]KOKO♪
[猫]KOKO♪
(KOKO SUTUDIO) 2016年4月23日 23:03
庭仕事のご褒美
毎年 お彼岸過ぎにする 庭の手入れを怠っていたら、かなり草が伸びてしまい、今朝は 意を決して 午前中いっぱい 庭仕事をしました。
大した広さではないのに、取った草の量は ゴミ袋3つ分!近年は 気候のせいか 植物の育ち方がハンパ無くて、このまま放置したら 梅雨明けにはきっと ジャングル状態になってます。
私が出来るのは、とりあえず 通り道を確保することと、生育の早い ヤブカラシ等を やっつけること位なので、半日働いても、残念ながら 庭は ほとんど変わりません。ちゃんとした整備は、時期を見て 植木屋さんにお願いしますが、それを待ってはいられない 雑草パワーです。
でも、庭からご褒美 いただきました。
今日いただいたのは ノビル です。
去年、有川浩さんの小説「植物図鑑」を読んだら、野草のお料理が たくさん出てきて、中でも ノビルのパスタが絶賛されていたので、春になったら是非作ってみたい!と 思っていたのでした。
ノビル を掘っていたら、見事な ミミズ さんに出会ってしまい… ウチの庭の土って 良い土らしいと 苦笑い。
で、私は只今 ダイエットモードなので、ノビル は パスタ抜きで、ベーコンと炒めてみました。美味!
有川さんの小説の中では、いろんな野草が 食卓に乗りますが、私は 半分 田舎育ちでも 識別するのが難しい。とりあえずは、食べたことのあるもので 楽しみます。
[猫]KOKO♪
(KOKO SUTUDIO) 2016年4月23日 15:03
ハルジオン
雑草という草は無い、とは 植物学者であった 昭和天皇の御言葉ですが、確かに どんな小さな草花にも 名前はあります。
雑草といっても こんなに可愛い花もあれば、先日の ペンペン草のように 出世して 花材として扱われるものもあり、特に 都会では アスファルトを割ってまで生きようとする 小さな草花の生命力に とても癒される 貴重な存在となっています。
とはいえ、この ハルジオンや よく似た ヒメジョォン は、ペンペン草と同じく 貧乏草 と呼ばれる 雑草中の雑草でした。昔は 庭のどこかに 咲いてるのを見つけると、目の敵にして引き抜くことになってたようです。こんな雑草を生やしているなんて 手入れの悪い庭だ、と 思われないようにね。
それにしても、この ハルジオン、ピンクが濃くて 本当に可愛いです。生えてる場所が ウチの店の入り口なので、昔なら 真っ先に抜かれていたでしょうが、今は逆に わざわざ植えてもいいほどの 存在感!
抜かないであげるから、招き猫よろしく お客様をたくさん 呼び込んでね!
[猫]KOKO♪
(KOKO SUTUDIO) 2016年4月22日 20:03
原宿竹下通りとブラームスの小径
ちょっと用があり、竹下通りに行きました。雨模様の平日でも この混雑です。だから、よほどのことがないと 近寄りたく無いんですが、裏通りの ブラームスの小径は ほとんど人がいなくて 助かりました。
竹下通りの歴史を語ると、私がどれだけ古い人間かバレるので 止めておきますが…(笑) ずっと 変遷を見て来ているので、古い建物とかを見ると ノスタルジックな気分になります。
メインストリートの方は 本当に いつも人がいっぱいですが、ちょっと横道を入ったブラームスの小径は 比較的 静かです。ここを開発した人が 多分、19世紀のヨーロッパを意識したのでしょうか、オシャレな西洋館風の建物のレストランの脇に ブラームスの胸像を置いたので、ブラームスの小径 と呼ばれるようになりました。この小径、もとは といえば ドブ(失礼!) だったんですけどね。
この道をずっと進むと 明治通りに出るんですが、なぜか 明治通りに近い方は モーツァルト通り と呼ばれています。竹下通りに用があるけど 混雑は避けたい という方は、ぜひ この音楽家通りをお勧めします。
[猫]KOKO♪
(KOKO SUTUDIO) 2016年4月22日 01:03
レクエルド 想い出
タンゴの名曲を紹介しようと思ったら キリがありませんが、中でも人気のある曲は、やはり 魅力がありますね。
この曲も、大好き と言う人がとても多い 素敵な曲です。
作曲者 オズバルド プグリエーゼ(1905〜1995) は、アルゼンチンタンゴを代表する 作曲家&演奏家の一人で、本人は ピアニストでした。
彼の作品は、タンゴ独特の「ジュンバ」というリズムを駆使した 重厚な音楽が多いなか、この曲は ロマンティックでセンチメンタルな色合いの濃い曲です。彼が18歳で作曲したもので、後に タンゴの巨匠達が 絶賛して 自分の楽団で演奏し、作曲者本人以外の演奏も、たくさん聴くことが出来ます。
もちろん、プグリエーゼ楽団の演奏は素晴らしいのですが、プグリエーゼという人、とても厳しい演奏家だったようです。たった1小節のメロディーを 1週間もかけて練習したりするので、何度も 楽団員に逃げられて 楽団が解散したとか。
まあ、当時の楽団はどこも しょっちゅう解散したり、結成したり してますけどね。
タンゴ演奏家たちが長命なことは 前にも書きましたが、おかげで 彼らの演奏している映像を、今日、自宅のパソコンとかで 見ることが出来るのは 本当に 素晴らしいことだと思います。
[猫]KOKO♪
(KOKO SUTUDIO) 2016年4月21日 11:03